記憶喪失の街パラダイムシティ……。この街でネゴシエイター(交渉屋)を営むロジャー・スミスは、ソルダーノ重工の社主ミゲル・ソルダーノから、誘拐された令嬢ドロシーの救出交渉を依頼される。誘拐犯ベックとの交渉の末、令嬢を取り戻したかに見えたが実は、その令嬢はアンドロイドの偽物であった。思わぬ失態をさらしたロジャーであったが、彼の馴染みの情報屋ビッグ・イヤーからソルダーノには娘など元々存在しないことを聞かされる。なぜ、彼は偽りの依頼などを?自分を守って欲しいというアンドロイドのドロシーと共に、事件の真相を知るためにソルダーノの工場に向かうが……。
Story
Act:01
『Roger The Negotiator』





Act:02
『Dorothy Dorothy』





西5番ドームに突如現れたメガデウス“ドロシー1”はビッグオーの鉄拳を受け沈黙したが、謎は数多く残された。ソルダーノが最後に言い残した言葉と同じ名前の高級クラブ「ナイチンゲール」を突き止めたロジャーはそこで老紳士ティモシー・ウェインライトにエスコートされたドロシーと再会をする。ドロシーを自分の孫だと言うこの老紳士がアンドロイドやメガデウスを新たに造るために必要な、失われたメモリーを甦らせたのか…。
さらに事件は意外な展開を見せる。誘拐事件の黒幕ベックが、ウェインライトを殺害しドロシーをある目的の為に連れ去ってしまう。その答えは、機能停止したドロシー1にあった……。
さらに事件は意外な展開を見せる。誘拐事件の黒幕ベックが、ウェインライトを殺害しドロシーをある目的の為に連れ去ってしまう。その答えは、機能停止したドロシー1にあった……。
Act:03
『Electric City』





ケイシー・ジェンキンズと名乗る女性の依頼を断れず、“エレクトリックシティ”と呼ばれる街にある、閉鎖されているパラダイムグループ企業の水力発電所再開交渉を依頼されたロジャー・スミス。ところが訪れた発電所は、閉鎖されているにも関わらず一部に電気が通っている。誰かがいるのか?しかも住民たちは、発電所を再開すれば「神が怒りの雷を落とす」等と言って彼の話を聞こうともしない。そんな中、住民たちと距離をおき、森で一人暮らしをする老人と出会うが、彼の山荘の地下室に発電施設と繋がる地下通路とガラスが割れた実験用と思われる水槽を発見する。この老人はここで何を……。
その時、何者かが発電所の封印されていたタービンを稼働させ、電気を通じさせてしまう。それは、湖のあるものを目覚めさせる事となる…。
その時、何者かが発電所の封印されていたタービンを稼働させ、電気を通じさせてしまう。それは、湖のあるものを目覚めさせる事となる…。
Act:04
『Underground Terror』





3ヶ月前に消息を絶った新聞記者“マイクル・ゼーバッハ”を探し出し、彼の取材原稿を高額の退職金と引き換えに引き渡させる——。依頼主が、街を牛耳るパラダイム社であることに迷いを抱きながらも、交渉を引き受けたロジャー・スミス。
その男のアパートを訪れたロジャーの前に、「黒い森(シュバルツ・バルト)」と名乗る奇怪な包帯男が現れる。
彼を追い、封印された地下回廊に足を踏み入れたロジャーとドロシーは、そこでビッグオーのアーキタイプともいえる朽ち果てたメガデウスと遭遇する…。
その男のアパートを訪れたロジャーの前に、「黒い森(シュバルツ・バルト)」と名乗る奇怪な包帯男が現れる。
彼を追い、封印された地下回廊に足を踏み入れたロジャーとドロシーは、そこでビッグオーのアーキタイプともいえる朽ち果てたメガデウスと遭遇する…。
Act:05
『Bring Back My Ghost』





メリッサ・フレイザーという老女から、明日の自分の誕生日に息子を連れてきて欲しいという交渉依頼を受けたロジャー・スミス。しかし軍警察に勤めていた彼女の息子ボニー・フレイザーは、ドーム外の市民が引き起こした暴動に巻き込まれ一年前にハドソン川に転落して死亡したとされている……。「死んだ人間をいくら腕利きのネゴシエイターでも連れてくることは出来ない」ともう一人の彼女の息子リックに嘲笑されるが「死体は発見されていない。私は誠実な仕事をするまでさ」と軽く受け流すロジャー。
そんな時、霧の中から現れる巨大な亡霊?によって軍警察の幹部が次々に殺害されるという事件が起こる。犠牲となった三人の幹部達は、すべてボニーが命を落とした暴動の原因である土地買収事件に絡んだ人間ばかり。そして事件に絡んだ最後の幹部、ガウス大佐の前にも、霧の亡霊が……。
そんな時、霧の中から現れる巨大な亡霊?によって軍警察の幹部が次々に殺害されるという事件が起こる。犠牲となった三人の幹部達は、すべてボニーが命を落とした暴動の原因である土地買収事件に絡んだ人間ばかり。そして事件に絡んだ最後の幹部、ガウス大佐の前にも、霧の亡霊が……。
Act:06
『A Legacy of Amadeus』





ドロシーの極端すぎるピアノの音色に穏やかな寝覚めを妨げられたロジャーは、彼女を伴い、ビストロ「アマデウス」を訪れ、昔からのなじみのピアニスト、R・インストルに彼女のピアノのレッスンを依頼する。アンドロイドとは思えない繊細なタッチで鍵盤を弾く彼の指……。だが、その奇跡の指はインストルの生みの親、天才科学者アマデウスの“遺産”によって、別の役割が隠されていた。
Act:07
『The Call from The Past』





異常な高騰が続く魚の価格交渉のため漁港を訪れたロジャーは、漁師たちが“深海の怒り”を恐れて仕事をしないという奇妙な話に興味を抱いた。そこへ絡んだのが、深海のメモリー発掘で一攫千金を目論むエンジェル。二人は漁港でただ一隻の潜水艦を奪い合った挙げ句に、不可思議な共同探索に乗り出したが、深海で地元の人々が“海神の使い”と畏怖する奇怪な男たちに襲われ、間一髪水没した摩天楼の一室に逃げ込む羽目に陥ってしまう…。
Act:08
『Missing Cat』





ドロシーが街で子猫を拾ってきた。大半の小動物が絶滅したこの時代において、富める者だけが飼えるペットを捨てるはずがないとロジャーはドロシーを窘めるが、子猫を“ペロ”と呼んで可愛がり、この子は“救いを求めている”と彼女は言う。ほどなくペロの飼い主を名乗るフェリー夫妻が訪ねてきて猫の譲渡交渉をすることになってしまう。
その時突如飛来した武装ヘリが夫妻を惨殺し、その場に居合わせたペロとドロシーを連れ去ってしまう。ヘリに乗っていたのは、かつて、常軌を逸した考えに反発し袂を分けたフェリー夫妻の研究仲間の“ユージーン・グラント”であった。
その時突如飛来した武装ヘリが夫妻を惨殺し、その場に居合わせたペロとドロシーを連れ去ってしまう。ヘリに乗っていたのは、かつて、常軌を逸した考えに反発し袂を分けたフェリー夫妻の研究仲間の“ユージーン・グラント”であった。
Act:09
『Beck Comes Back』





ワイズカンパニーの次期総裁と噂される“フランシス・ワイズ”が誘拐され、人質解放の交渉を引き受けることになったロジャー。ところが、要求に従い山荘に身代金を届けに行った彼が見たのは瀕死のフランシス——。犯人の罠に填まり、誘拐致傷の容疑者として軍警察に追われる身となったロジャーは、事件の依頼主である現総裁の“ダンディ・ワイズ”が何かを隠していると睨む。そしてある男がカンパニーのスキャンダルを利用して、今回の事件を画策したことを知る。
Act:10
『Winter Night Phantom』





パラダイム社の前総師“ゴードン・ローズウォーター”を支えた長老たちを狙う、連続爆破テロ事件を捜査していた軍警察のダストンは、その現場で見かけたひとりの女性に記憶の残照を揺さぶられる……。題名や物語は思い出せないのに、なぜか、彼の心に刻み込まれ続けている古い映画の一場面で、微笑みながら男の腕の中で死んでいく女優“シベール・ロアン”と瓜二つだったのだ。——爆発物の破片に残された文字から、テロの犯人は“異国”の人間ではないかと睨むダストン。ところが報告を受けたパラダイム査問委員会は、ドームの外は死滅した世界だと一笑したうえ、彼をこの事件の捜査から外してしまう…。
Act:11
『Daemonseed』





あのパラダイム社の総帥“アレックス・ローズウォーター”がロジャーに仕事を依頼してきた。パラダイム社の設立を祝う“ヘブンズデー”の前日に「世界は生まれ変わる」という奇怪な脅迫状を送ってきた老学者を探して欲しいというのだ。
その頃、街の貧乏サックス吹きの“オリバー”は、謎の浮浪者(老学者)から奇妙な“蒼い結晶”を受け取っていた。
ヘブンズデー前日も、オリバーは結晶の事などすっかり忘れてドームの中でパフォーマンスを繰り広げ、金を稼ぐのに必死になっていた。そんな彼のポケットの中の結晶にヒビが……。
その頃、街の貧乏サックス吹きの“オリバー”は、謎の浮浪者(老学者)から奇妙な“蒼い結晶”を受け取っていた。
ヘブンズデー前日も、オリバーは結晶の事などすっかり忘れてドームの中でパフォーマンスを繰り広げ、金を稼ぐのに必死になっていた。そんな彼のポケットの中の結晶にヒビが……。
Act:12
『Enemy as Another Big!』





アレックス・ローズウォーターに指定されたJFKマーク。そこでロジャーは再びあの“シュバルツ・バルト”を名乗る包帯男と対峙する。
彼が従えた全身を包帯で覆った奇怪なメガデウス・マミーの挑戦を受けたビッグオーは、意外な苦戦を強いられた——。布で隠されたメガデウスの正体は、シュバルツ・バルトの手で掘り出されたビッグオーの同系機“ビッグデュオ”であった。
腐った街を燃やし尽くし、すべての人々に真実を知らせるのだと嘯くシュバルツ・バルト。奴が頼りとするビッグデュオは、ビッグオーと同等の戦闘力を持ち、しかも飛行能力までをも備えていた!
彼が従えた全身を包帯で覆った奇怪なメガデウス・マミーの挑戦を受けたビッグオーは、意外な苦戦を強いられた——。布で隠されたメガデウスの正体は、シュバルツ・バルトの手で掘り出されたビッグオーの同系機“ビッグデュオ”であった。
腐った街を燃やし尽くし、すべての人々に真実を知らせるのだと嘯くシュバルツ・バルト。奴が頼りとするビッグデュオは、ビッグオーと同等の戦闘力を持ち、しかも飛行能力までをも備えていた!
Act:13
『R・D』





次々と通り魔によって惨殺される20代の女性や青年。殺害現場には『我、神の名においてこれを鋳造する。汝ら罪無し』(Cast in the name of god ye not guilty)という赤いルージュの文字が記されていた。
ビッグオーを起動するときモニターに映し出される文字と同じ文面を残す惨殺者——。その影に自分とビッグオーを繋ぐ、彼自身も知らない“何か”を感じるロジャー。
捜索の過程で、今回の被害者であり、ロジャーのクライアントだった踊り子“ナンシー・ボルトン”の部屋にあった一枚の写真——。そこにはロジャー自身見覚えのある建物が写り込んでいた。
訪れたその建物(図書館)で、見つけた一冊の古びた本。そこには、今回の被害者たちの名が記された紙片が挟みこまれていた。
様々な謎が、今新たな物語を紡ぐためついに動き始める!
ビッグオーを起動するときモニターに映し出される文字と同じ文面を残す惨殺者——。その影に自分とビッグオーを繋ぐ、彼自身も知らない“何か”を感じるロジャー。
捜索の過程で、今回の被害者であり、ロジャーのクライアントだった踊り子“ナンシー・ボルトン”の部屋にあった一枚の写真——。そこにはロジャー自身見覚えのある建物が写り込んでいた。
訪れたその建物(図書館)で、見つけた一冊の古びた本。そこには、今回の被害者たちの名が記された紙片が挟みこまれていた。
様々な謎が、今新たな物語を紡ぐためついに動き始める!
Episode